ブランドを理解する

ビジネスシーンに於いて「ブランディング」という言葉をよく耳にする機会が増えました。

しかし、ブランディングと言っても何をどうすれば良いのか、皆目見当がつかないという方もいます。

ブランディングが、ブランド作りの為の活動だという事をボンヤリとイメージ出来ても、具体的に何をすれば良いのか分からないという事だと思います。

ブランド作りと言っても、自分の会社にブランド作りなんて必要だろうかと思われる場合もあるでしょう。

 

しかし、ここでハッキリ断言します

ブランドは絶対必要です!

その為の活動であるブランディングには、必ず取り組むべきです。

 

どんなに小さな会社であってでもです。

ブランドは、あなたの会社を助けます。少々躓く事があっても必ず助けになります。

ここでは、ブランディンクについて意味や必要性をお伝えします。

■ ブランドとは何か ...?

「ブラント」という言葉を聞くと、一般的には「一流」とか「高級品」というイメージを浮かべると思います。

しかし、そうではありません。

ある特定の商品、或いはサービスが必要になった時、頭に浮かぶ存在になったらブランドとして認識されたと言えます。

つまり、商品サービスを利用する側、顧客消費者が思い浮かべるようになった時にブランドになったと言えるのです。

提供する側の企業がブランドを作りましたと言っても、顧客消費者に思い浮かべてもらえない存在なら、ブランドが確立されたとは言えないのです。

「ブランディング」は、ブランドとして顧客消費者に思い浮かべてもらえる存在になる為の一連の活動となります。

 

例-1)A社がBというチョコレートを発売しました。顧客消費者Cさんは、その存在を知りませんでした。

これでは購入に至りません。

ブランドは、存在を知られていて初めて成立します。

 

例-2)D社のEというチョコレートは男性に好評を得ているのですが、女性の反応はイマイチです。

これは、男性にとってはブランドになっているのですが、女性にとってはブランドになっていないという事になります。

つまり、世代が違う、好みが違う等でブランドとして認識されたり、されなかったりするという事です。

一般的に有名かどうかは関係ないという事です。

ブランドは、商品サービスを必要とする顧客消費者の選択条件によって成立するという事になります。

■ ブランドは育てるものである

よく企業が「○○と言う新ブランドを発表しました」と聞く事があります。

しかし、発表企業が新ブランドと言っても、まだ、顧客消費者に認知されていなければ、ブランドと呼べる状態ではありません。

ブランドは、顧客消費者との接触によって認知されます。

 

接触を繰り返していく中で、ブランドとして認知されて行きます。

接触は、五感を使った全ての体験によるものです。

インターネットで広告を見る、ラジオでCMを聞く、店舗で実際に触れてみる等、全てが接触ポイントとなります。

 

この時点で、ブランドの特徴等を伝えて行かなければなりません。

そうしなければ、顧客消費者が必要とした時に思い浮かべてもらえません。

ここで大切なのは、一貫性を持って伝える事です。

お分かりになると思いますが、あっちでは○○に見せ、こっちでは△△に見せているようではブランドとして定着しないという事になります。

ブランドは、いつでもどこでも○○に見せるようにする必要があるのです。

一貫性を持って繰り返し伝える事が、ブランドを育つ事に繋がります。

 

また、ロゴを作る事がブランドだと勘違いされる方もいますが、それだけではブランドは成立しません。

選ばれるだけの特徴等がないと、顧客消費者に購入してもらえません。

購入してもらえない商品サービスは、ブランドではないのです。

■ ブランドにも様々な種類がある

ブランドは、商品サービス、或いは企業の事だけではありません。

簡単に紹介しておきます。

①商品ブランド … キットカット ihone

②サービスブランド … YouTube スターバックス

③事業ブランド … ユニクロ セブンイレブン

④企業ブランド … ファーストリテイリング セブン&アイ・ホールディングス

⑤地域ブラント … 松坂牛 関サバ

⑥パーソナルブランド … イチロー スティーブ・ジョブズ

■ ブランディングプログラム

貴社の現状を把握し、解決すべき課題を特定したうえで、ブランディングの戦略を立てて行きます。特に「顧客に伝わる」という事を重視し、ブランドの各構成要素を掘り起こす取り組みを行います。

そして、ブランド構成要素を確定した後に、顧客に伝わりやすいメッセージを作成し、ブランドを表現して参ります。